豊橋市は26日、「農業者のための事業承継セミナー」を市役所で開いた。県事業承継・引継ぎ支援センターの中村慶三さんが、事業を残すのに必要なポイントを解説した。
セミナーには農家や農業関係者など約70人が参加した。中村さんは事業承継に当たって必要なヒト、モノ、カネ、ブランドなどの目に見えにくい経営資源や、子息や雇用者など継承相手とそれぞれに必要な手続きについて解説した。「計画的にやらねば事業継続が難しくなる。誰にいつ、どのように譲るか。引き継いだ人がどのようにやっていくのかを、しっかり考えて」と呼び掛けた。
国内では親族承継が多数を占めているが、最近は割合が減っている。子を後継者に当て込んでいたが、戻ってきてほしい時に承継のメリットを提示できず、当てが外れたという相談も多いという。相続の問題もある。
一方でドローンの導入など、生産性が高い次世代農業への転換のチャンスでもある。若くして引き継いだ経営者ほど増収した企業の割合が高いなどという統計を示し「早く相談すれば選択肢が広がる。まだ元気だからと先延ばしにしない」と指摘した。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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