豊橋商業高の生徒がセガの販促会議に参加 思わぬ切り口参考に

2025/03/23 00:00(公開)
セガと豊橋商生徒によるオンライン会議=豊橋商業高校で

 県立豊橋商業高校2年1組の生徒約30人が、玩具メーカー大手「セガフェイブ」の販促会議に参加した。

 

 同校は中京テレビらが開発した次世代型インターンシップ「StudyJam(スタジャム)」に参画している。公式LINEに届く企業の悩み相談に高校生たちが答えていき、商品サービスをブラッシュアップする取り組みで、2023年11月に本格的に始まった。

 

 セガは、アクリルスタンドとぬいぐるみが合体した自社商品「アクぬい」の販売促進のために、メインターゲットの10代の意見を得たいとの要望があった。そこで、スタジャムを運営する中京テレビが産学連携に積極的な豊橋商に声をかけ、協働が実現した。朝倉千尋教諭は「従来のインターンシップとは異なる形で企業との接点を持つことができるほか、就活でのアピールになる」と歓迎する。

 

 会議は、「アクぬい」の開発チームと生徒らが出席。オフィスのある都内と教室をオンラインでつなぎ、生徒が提出したショート動画の講評を受けた。グローバルビジネス科グローカルコースの女子生徒は、サンリオキャラクター「マイメロディ」の商品で遊んでいる様子を動画にした。「作る側の目線でSNSの動画を見るようになった」と変化を口にする。セガの担当者は「思いもよらなかった切り口で、今後の販促のヒントにしたい」などと講評した。

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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