県立蒲郡高校夜間定時制3年の上根愛利耶さん(21)は、昨年11月17日に東京都であった「全国高校定時制通信制生徒生活体験発表大会」で文部科学大臣賞を受賞した。蒲郡市は24日、鈴木さんを市長表彰した。
上根さんはフィリピン生まれ。17歳だった2020年に来日し、派遣社員として幸田町の工場で働きながら、日本語を勉強した。22年、仕事に慣れてきたことで日本で暮らしたいと思い、蒲郡高校に入学した。今は正社員となり、就業後に学校に通っている。
全国大会では「あきらめなければ、なんでもできる」のタイトルで発表。来日してすぐは日本語が分からない中で周囲の人に助けてもらったこと、その後の学校生活の思い出や母からもらった言葉を、持ち時間の7分で紹介した。
この日、鈴木寿明市長に発表内容をスピーチした。大会では緊張しながらも、落ち着いて発表できたことを振り返った。上根さんは「初めて日本1位になれたことに驚いている」と話した。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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