豊橋市大岩町の事業用機械器具卸「ミカワリコピー販売」は18日、7月に開校を控える中小企業のDXをサポートする「DX学校」の記念セミナーを豊橋商工会議所で開いた。
企業のIT導入支援を展開する「ディグナ」(東京都港区)が全国で展開するサービス。ITに詳しくない中小企業に寄り添い、担当者の育成をサポートする。豊橋校はミカワリコピー販売が担当する。
午前、午後の2部制のセミナーに、経営者ら計約300人が出席。「ディグナ」社長で校長の梅崎健理さんがDXの意義や取り組む手順を解説した。幼虫からさなぎになり、成虫になるチョウの成長過程にたとえ「元の形が跡形もなくなり、新しいものに生まれ変わること」と説明した。一方「ペーパーレスや会議のオンライン化など、DXの前段階でつまづいている企業が多い」と指摘。食堂の注文業務や勤怠管理を例に、DX化の進め方を伝授した。
ミカワリコピーの來本彩香社長は、新事業を始める理由について「法人に話を聞くとDXの話題が出る。地域全体が元気になるためのサポートをしたい」と話した。参加した同町の飼料など製造販売「金子あらや商店」金子知代社長は「発注などが紙での管理が主で、アナログ業務が多いと改めて実感した」と話した。
豊橋校の説明会は24日と26日にミカワリコピー販売豊橋本社で。問い合わせは同社(0532・43・6696)へ。申し込みはサイトから。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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