豊川市の白鳥、為当地区で工業団地の建設が予定されている。分譲開始は、白鳥は4年後の2029年、為当はその後になる予定だが、早くも両団地の面積を合わせても足りないほどの問い合わせがあるという。
白鳥地区は開発面積9・6㌶で道路などを除いた分譲用地は6・3㌶になる見込み。昨年7月に県企業庁が建設を決定した。すでに用地買収が終わり、造成の準備に入っている。国道1号京次西交差点の北側で現在は田んぼになっている。
為当地区は、同庁が今年3月に開発検討地区に指定した。開発面積は約18㌶で約12㌶の分譲を見込む。国道23号名豊道路の豊川為当インターチェンジ(IC)の豊橋方面側を造成する。両者の分譲面積は約20㌶になる見通し。
自動車部品、食品、工作機械などの製造業を中心に、市内外の中堅・中小企業からの引き合いが強い。問い合わせだけみると、20㌶を上回る可能性が高いという。「すでに30㌶分のニーズがある」と話す関係者もいる。
両地区とも豊川為当IC近くで交通アクセスが良く、内陸用地で津波の心配がないことから、企業のニーズに合致しているとみられる。市の担当者は「今年3月の名豊道路全線開通も工業団地の人気につながっている」と分析する。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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