豊橋市大崎校区を拠点に活動する和太鼓グループ「大崎文化保存会しおかぜ太鼓」の35周年記念コンサート「海祭(かいさい)」(東愛知新聞社など後援)が、同市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」主ホールで18~19日に開かれる。
大崎校区は三河湾に面した地域で、かつては半農半漁だった。地域の歴史を忘れないように太鼓を通して後世に伝えようと、青少年の健全育成を兼ねて1990年に発足した。当初は子ども4人、大人7人で、中古の太鼓が1張しかなく、練習では電話帳をたたくこともあった。さらに騒音の課題があり練習場を転々とする日々だった。今から15年ほど前に大崎農園の敷地内に練習場を構えた。現在では団員は小学生から60代まで58人に増え、太鼓も大小あわせて約30張がそろい、年間で40程度の公演活動をしている。
記念コンサートは20周年から5年ごとに開いている。今回は、海にちなんだ曲を中心に14曲を奏でる。豊橋を県内外にPRする場にと、日程を豊橋まつりにあわせた。
しおかぜ太鼓のリーダーを務める滄木寿広さん(35)は「会場が一体となるような演奏を届けます」と意気込みを語り、「18日は総踊り、19日はパレードなど、太鼓演奏と一緒に豊橋まつりを楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。
18日は午後5時から、19日は午後2時から。一般2000円、中学生以下1000円(全席指定、当日500円増)。18日は余裕があり、19日は完売が近い。チケットは滄木さん(08036176621)へ。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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