ホタル戻った朝倉川 30年の育水活動に「水環境文化賞」

2026/04/15 00:00(公開)
水環境文化賞を受賞を報告する大谷理事長=東愛知新聞社で
水環境文化賞を受賞を報告する大谷理事長=東愛知新聞社で

 豊橋市を流れる朝倉川の環境を守る、特定非営利活動法人「朝倉川育水フォーラム」がこのほど、日本水環境学会主催の「第60回日本水環境学会東京大会2026」で水環境文化賞を受賞した。「育水」の理念に基づき、30年にわたって市民や企業を巻き込んだ息の長い活動を続けてきたことが高く評価された。

 

 1995年の設立以来、恒例の「朝倉川530(ごみゼロ)大会」をはじめ、里山再生によるホタルが飛び交う環境づくり、水源林から海までを緑でつなぐ植樹などに取り組んできた。大谷忠興理事長(49)は「今回の受賞は、30年間で延べ10万人以上の人々が関わってくれた結果。一人一人が胸を張ってほしい」と語る。発足当時は厳しい声もあったが、現在は約90の企業が協賛する大きな運動へと発展した。

 

 活動の成果は数字にも表れている。530大会の参加人数は第1回の1500人から、一時は2800人を超える規模まで拡大。一方、回収されたゴミの量は50㌧から前回は1・05㌧まで減少した。市民からは「川がきれいになり再びホタルが見られるようになった」との声も寄せられている。

 

 大谷理事長は「今までの活動の幹を太くしていきたい。近年は水循環の流れが速いので、コンクリート護岸に頼るのではなく、自然の力を活用したグリーンインフラを推進し、より良い都市づくりに寄与したい。朝倉川で培った精神を市内の他河川へも波及させていきたい」と展望を話した。

530大会
530大会
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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