10月はカマキリにとって、一生のクライマックスにあたる繁殖・産卵の時期だ。豊橋市西岩田の女性が、3匹のカマキリが一緒にいる珍しい写真を撮影し、東愛知新聞社に寄せた。
今月上旬の朝、庭に出るとカマキリが交尾しているのを見つけた。だが、なぜか雌がしきりと口を動かしている。近寄って観察すると、雌カマキリは別のカマキリの胴体をかじっている最中で、その背中に雄が乗って交尾していた。
雌はこの時期、体内で大量の卵を育てるため、膨大なたんぱく質とカロリーを必要としている。このため、動くものはすべて「獲物」とみなし、それが同種の雄であっても「格好のたんぱく源」として捕食する。共食いは30%以下の確率で起きるという。特に雄にとって危険なのが、交尾を終えた瞬間だ。背中から降りて離れる際に、我に返った雌が振り返り、逃げ遅れた雄を捕まえて食べるケースが多い。
女性は、家の中と庭を行き来しながら観察を続けた。雌カマキリは2時間ほどかけて平らげたという。交尾を終えた時には満腹だったためか「雄カマキリは無事に逃げました」と話していた。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。