豊橋の西村能舞台が新たな取り組み

2018/12/07 00:01(公開)
能装束の着付を受ける参加者=西村能舞台で
 豊橋市上伝馬町の西村能舞台(西村順二代表)は、同所で特別講座「初めての能楽体験」(東愛知新聞社後援)を開き、私設の能舞台を活用する新たな一歩を踏み出した。
 講座は今月1日、50人が参加して行われた。宝生流シテ方能楽師の内藤飛能さんが講師を務め、能楽の歴史や舞台の説明などを分かりやすく解説。全員で謡曲「猩々(しょうじょう)」の一節を謡(うた)ったり、同曲の仕舞を内藤さんが披露したりして、参加者を魅了した。
 また、すり足体験では「すり足が上手になることを『板につく』と言います」と、能楽由来の言葉に触れ、参加者は「なるほど」とうなずいていた。
 この日は、「能装束の着付見学」や能面をつけて狭い視界で歩く体験など、盛りだくさんの内容。豊橋技術科学大学のブルガリア、インド、ドイツからの留学生は、参加者の1人であるハローワーク通訳の中島佐知子さんから通訳してもらい、能楽への理解を深めていた。
 同舞台は来年1月20日から、定期的に謡・仕舞の稽古場として舞台を活用をしていく。稽古の希望や問い合わせは、西村代表(電話080・1063・3855、午前10時から午後6時、メールnnbutai@gmail.com)
へ。
(小島幸子)
仕舞体験をする参加者=同
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