東三河5市消防本部と三河海保などと合同潜水訓練

2024/10/02 06:00(公開)
海保の隊員から潜水技術を教わる東三河の消防職員=竹島ふ頭西岸壁で

 東三河5市の消防本部と三河海上保安署などは1日、蒲郡市港町の竹島ふ頭西岸壁で合同潜水訓練に取り組んだ。

 

 毎年、三河湾での水難や海難事故に備え、海保の潜水士から技術を学び、速やかな救助活動ができる知識を深めながら、訓練を通じて連携強化を図っている。蒲郡消防では、今年4月に竹島ふ頭で乗用車が海に転落した際、海保と連携して救助に取り組んだ。

 この日、三河海保と中部空港海上保安航空基地の隊員、東三河5市と西尾市の消防職員の計16人が参加した。フィンや空気ボンベなどを装備した参加者は、訓練場所の桟橋から飛び込んだ。

 水面移動や素潜りをはじめ、水中の中層でバランスよく浮く「中性浮力」などの基本スキルを確認した。また、ロープを使い、海中の要救助者を見つける捜索訓練に取り組んだほか、意見交換会を開き、互いの技術について話し合った。

 蒲郡消防の岡崎敏樹さんは「海難救助のプロに潜水技術を教わることで、職員の技術向上につながりました。今後も訓練を通した連携強化を図っていきたい」と話した。

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林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

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