戸上さん夫妻が年間楽しめる体験企画

2021/01/31 00:00(公開)
戸上夫婦
戸上夫婦
設楽で季節に合わせたイベント

 設楽町の地域おこし協力隊として活動する戸上麻美さん(26)と直哉さん(27)の夫妻が、年間を通じて町内で楽しむ体験メニューを企画した。春から季節に合わせたイベントを展開し、参加者と町民との交流の機会を設ける。現在、クラウドファンディング(CF)=QRコード=で体験プログラム提供用資金30万円を募っている。また参加者やサポーターを募集している。
 プロジェクト名は「colふるさと(かるふる)」。「col」は「create own life」の頭文字で「一度きりのオリジナル人生をつくろう」という意味だ。
 戸上夫妻は2019年に協力隊員として設楽町へ移住した。東納庫に住み、任期3年間で町内を会場に、野外スポーツのオリエンテーリングの普及を目指し活動している。森林を中心に自然豊かな場所を町外の参加者に知ってもらう。昨年3月には大会と町内の酒造会社巡りを計画したが、新型コロナウイルス禍で延期を余儀なくされた。
 町内を歩くうち、茶、トマト、ナスなどを栽培する農家、空気が澄んで星空観察に最適な場所、紅葉や積雪などが美しい山間部があることを知った。麻美さんは「町内で真剣に活動する人と、設楽町に興味のある人をつなぐ機会があれば、と思った」と経緯を語った。
 体験メニューの「工作」は春に木材スプーン、夏に竹のランプシェード、秋にハロウィーンのランタン、冬にしめ縄づくり。「体力づくり」は田植え、星空の下でのランニング、フィッシング、湖でテントサウナ。「食」は茶摘みや地元特産「天狗(てんぐ)なす」の漬物づくりなどを計画する。参加者同士の交流会も実施する。
 それぞれ月7700円の定額制。体験は毎月4回。リターン(返礼)は「お家時間を楽しむ体験キット」として田峯で採れた茶葉の「お茶づくり」と「梅シロップ作り」などがある。
 麻美さんは「人口減少や高齢化で地方の活気がなくなりはじめている。週末や休日に設楽町での体験を通して、心も体も健康になってほしい」と話している。
 CFは3月16日まで。
【安藤聡】
田峯で計画する茶摘み体験(いずれも提供)
田峯で計画する茶摘み体験(いずれも提供)
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