子ども食堂と施設に寄付 BNI豊橋支部

2022/04/06 00:02(公開)
白井代表理事㊧に寄付を手渡す加藤プレジデントら=豊橋市八町通3で
白井代表理事㊧に寄付を手渡す加藤プレジデントら=豊橋市八町通3で
地元の経営者らが定期的に紹介や推薦を行うことで所属する経営者らのビジネスの活性化を目指す世界的な組織BNIの豊橋支部が、新型コロナウイルス禍で使えなかった予算37万円を、子ども食堂を運営する一般社団法人「この街のみらい」などに寄付した。
 3月30日午前、豊橋市八町通3の喫茶「れもん」で寄付したのは、BNI豊橋支部「ええじゃないかチャプター」。加藤勇雄プレジデントが、ここで子ども食堂を運営する一般社団法人「この街のみらい」の白井郁彦代表理事に13万円を贈った。
 同支部は今年、10周年記念事業を行う予定だったが、コロナ禍でイベントなどを中止せざるを得なかった。メンバー約50人から集めた予算を使えなくなった。
 そこで37万円の剰余金についてメンバーで話し合い、地域の活性化に資する取り組みに寄付をする方針で一致した。このほか、「豊橋ひかり乳児院」や「豊橋若草育成園」にも寄付する。
 加藤プレジデントは「子どもが元気で笑顔になってくれればうれしい。私たちのビジネスは、この地域のおかげで成立している。地域に還元していくことを考えて寄付させていただいた」と話した。
 白井代表理事は寄付に感謝し「支援の輪は広がっているが、まだまだ弱い。子ども食堂の知名度は低く、無償で場所を提供し、自腹で食材を確保するという厳しい状況が続いている。コロナ禍で周囲には隠しているが失業した方なども多い。給食しか食べていない子どもは土日、春休みにひもじい思いをすることになる。一人でも多くの子どもに手を差し伸べることができる態勢を作りたい」と意気込んだ。
(本紙客員編集委員・関健一郎)
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