三河港振興会が総会

　港湾利用者や地元自治体でつくる三河港振興会は25日、豊橋市神野新田町の「ライフポートとよはし」で総会を開いた。２年前に打ち出した三河港の将来像について、県が進める港湾計画改訂作業に反映させる方針を再確認した。
　今年度は港の機能強化のための早期実現、後背圏の幹線道路などインフラ整備による利便性を高めるなど、関係官庁への整備要望活動の推進を計画に盛り込んだ。
　新型コロナウイルス禍の影響を受けたコンテナターミナルの機能強化と荷主へのポートセールスを積極展開する方針も示した。コロナで滞った利用を促すため、電気自動車や輸入自動車など関連事業者への助成金は増額した。
　コロナ感染対策が整ったことなどから、昨年度まで中止していた「とよはしみなとフェスティバル」と関連の「モーターショー」も３年ぶりに再開することも決めた。今後の感染状況を見ながら対応するという。
　役員改選では会長の浅井由崇豊橋市長をはじめ20人を再任した。浅井市長は「ポートセールスを強化してコロナで減ったコンテナ貨物の利用を増やしたい」と語った。
【加藤広宣】