児童虐待問題の書籍PTに栄誉

2022/11/18 00:00(公開)
特別審査委員賞を受ける児童虐待問題の書籍PT。右から2番目が古池市議=第17回マニフェスト大賞授賞式で(提供)
特別審査委員賞を受ける児童虐待問題の書籍PT。右から2番目が古池市議=第17回マニフェスト大賞授賞式で(提供)
 若手地方議員による超党派の「関東若手市議会議員の会」の児童虐待問題に関する書籍プロジェクトチーム(PT)が、「第17回マニフェスト大賞」の特別審査委員賞を受賞した。PTには豊橋市の古池もも市議も参加している。11日、都内で表彰式があった。
 書籍のタイトルは「子どもの虐待はなくせる!『安心して子育てができる社会』を考える」。体験談や専門家への取材、虐待が生まれる構造と根本原因へのアプローチをまとめた。
 古池市議は「『貧困』によるネグレクトをなくすために」というタイトルで書いた。親の収入や多忙などを原因とする経済、関係性の貧困が子どもの貧困につながり、その再生産を起こしていると解説。親に時間の余裕を作る取り組みや、雇用状況など経済面改善の必要性を指摘している。
 本の売り上げは児童虐待問題に取り組む団体に寄付している。マニフェスト大賞の特別審査委員で女優秋吉久美子さんにその活動が評価された。 表彰式を終えた古池市議は取材に「親も子どもも、虐待と気付いていないケースがあり、表に出ないことが多い。親子の信頼が壊れてからでは修復は難しく、子が親になった時に次の虐待につながる」と予防の大切さを訴える。
 「これをきっかけに多くの人に知ってもらい、悩む親の支えや、客観的に家庭を見るきっかけになれば」と語った。
【岸侑輝】
本をPRする古池市議
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