盛岡市で10日に開かれた「全国学校保健・安全研究大会」(文部科学省など主催)で、豊橋市の学校医を務める鈴木敏弘さん(あずまだこどもクリニック院長)が文科大臣表彰を受けた。小学校での20年余りの診療実績や学校保健会での活動が評価された。
鈴木さんは1999年から市立鷹丘小学校、2001年から旭小学校で学校医を務める。市学校保健会長や県組織の理事も長年務めた。
長い小児科医療の経験から、過去には校内の内科健診で児童の心臓疾患を早期発見した。疾病状況について的確な分析と指導に定評があり、子どもらに愛情を持って接する診療態度で保護者や教職員らの信頼が厚い。医師会や学校保健会などでは識見と実行力で学校保健の向上に尽くした。
表彰式は10日、盛岡市民文化ホールでの研究大会席上であった。
鈴木さんは「健康診断や救急処置、感染症対策など学校から多岐にわたる問題で指導や助言を求められる。新型コロナウイルスへの対応は大変だったが、学校と一緒に乗り越えられた。学校保健の問題解決へ検討すべきことはまだある」と決意を新たにした。
学校医について「児童や教職員とのコミュニケーションで学校への愛着がわく。定期健診で子どもの成長する姿を見られることがやりがい」とコメントを寄せた。
【加藤広宣】