新城市議・職員対象 地域猫セミナー開催へ

2022/12/01 00:00(公開)
浅尾市議、長田議長に地域猫セミナー開催の要望書を出した青木さんと夏目さん(右から)=新城市議長室で
浅尾市議、長田議長に地域猫セミナー開催の要望書を出した青木さんと夏目さん(右から)=新城市議長室で
 地域猫活動への理解を深めてもらおうと、新城市の市民団体「地域猫サポーター猫球(ねこたま)」は11月30日、市議会の長田共永議長に対し、議員と職員を対象とするセミナーを開くよう求める要望書を手渡した。長田議長は年度内の開催を目指すことを明らかにした。
 代表の青木琴美さんによると、市内のある地区では現在、飼い主のいない猫(野良猫)が繁殖し、30匹前後にまで増えているという。地域の人が1匹に餌を与えたが、不妊・去勢手術をためらっているうちに増えた。
 青木さんは2011年にネットで子猫の里親探しを始めた。その後、新城総合公園で地域猫活動に参加。手術後に戻ってきた猫の餌やりをしてきた。20年8月にホームページを立ち上げ、同年9月に発覚した新城市内の猫の多頭飼育崩壊事件にも関わっている。月に1回、猫の譲渡会を開催中。
 この日は市議会厚生文教委員会委員長の浅尾洋平市議も同席。青木さんと副代表の夏目智子さんが、セミナー開催の必要性を訴えた。青木さんは「行政と議会が、地域猫活動への理解を深めることで、野良猫のいない社会づくりを目指したい」と述べた。
 新城市議会は市への政策と予算要望として、地域住民と動物愛護ボランティア等の協力による地域猫活動を支援するよう求めている。犬と猫を飼っている長田議長は、この要望書を全議員に配ると決めた。さらに、年度内に講師を招き、勉強会を開くことを約束した。
 長田議長は「複数の議員が何度も猫の問題を一般質問で取り上げており、要望も全会一致で出している。取り組まなければならない問題だ」と述べた。
【山田一晶】
捕獲器に入った飼い主のいない猫(提供)
捕獲器に入った飼い主のいない猫(提供)
手術後に元の場所に戻り、管理されながら餌をもらう地域猫(同)
手術後に元の場所に戻り、管理されながら餌をもらう地域猫(同)
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