豊橋・エムキャンパスフードで「ファーマーズコレクション」

2023/01/29 00:00(公開)
生産者の献立を楽しむ新趣向の「ファーマーズコレクション」=エムキャンパスフードで
 豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」の地産地消企画「ファーマーズコレクション」が28日、同市駅前大通2の「エムキャンパスフード」であった。地元生産者の農産物を使った料理を楽しむ。こだわりや先進的な取り組みで知られる3人が、家庭でもできる料理を提供した。
 無農薬レモンの河合浩樹さん、根菜類など幅広い野菜を手掛ける酒井美代子さん、ブロッコリー専作の先駆けとして知られる内藤雅嗣さんが、生産者の視点で発案した家庭料理と作り方を披露した。
 内藤さんはブロッコリーと無添加ベーコンのソテー。流通過程で取り除かれ、食卓には届かない葉も使って調理した。「本来は余すところがない作物だ。葉には栄養分がたっぷり」と説明した。
 酒井さんは炒めたニンジンとキンピラを添えたチキンソテー。「手早く大量に作りたい時にも役立つ」などと手軽さもアピールした。
 河合さんは、白玉ぜんざいに、すりおろした無農薬レモンを入れる新たな食べ方を提案。皮も食べられる特徴も生かし、「複数回に分けて使うときは冷凍保存すると、シャーベット状の食感も楽しめる」と助言した。
 イベントは普段、ホテルのメインダイニングでのコース料理。一方、エムキャンパスフードでは地産地消を意識し、地元住民らに家庭料理を振る舞う趣向とした。昨年からホテルとの隔月開催とした。
 運営する中部ガス不動産の高木章雄マネジャーは「消費者と生産者の距離をより縮めた『エムキャンパス版』。東三河フードバレー構想で掲げる地産地消や健康志向の食と農業へさらに磨きをかけたい」と話す。
 【加藤広宣】
ブロッコリーを余すことなく使ったソテー
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