農家ら「鳳来牛」PRへ試食会

2023/02/02 00:00(公開)
しゃぶしゃぶを食べる参加者=新城市長篠で
 新城市内で生産されるブランド和牛「鳳来牛」をPRするため、農家などでつくる振興協議会が1日、市内の飲食業者らを対象に試食会を開いた。しゃぶしゃぶとカツサンドで、肉質が良く、肥育技術が高いことをアピールし、地産地消を呼びかけた。
 鳳来牛は1989年に当時の鳳来町農協が販売を開始。18カ月以上肥育した黒毛和牛で、生後13カ月以降に添加剤を含まない飼料を使い、肉質等級が高い牛が認定される。現在は愛郷、作手、有海で計4戸の農家が生産し、2021年度には336頭を出荷した。昨年あった全国和牛能力共進会の去勢肥育牛第8区で愛郷の「源氏肥育組合」が4位に輝いた。
 普及拡大に向けて13年に農家とJA愛知東、市、県、精肉店で協議会が発足。15年以降はパンフレットを作り、牛の搬送トラックにラッピングを施してPRしてきた。市内の農協関連店舗2店と精肉店の計3店で取り扱っている。
 試食会は農協が運営するレストラン「こんたく長篠」であった。飲食店や宿泊施設の20店の代表者が参加し、ロース肉のしゃぶしゃぶ、もも肉のカツサンドを食べた。参加者はしゃぶしゃぶについて「口溶けが良く、食べやすかった」と感想を述べた。
 農家の久保田泰司さんは「肉が割高になっているため、店舗で使いづらい。何とか支援してほしい」と要望すると、下江洋行市長は「田原や知多など他の産地での支援体制を調査して対応したい」と話した。
【安藤聡】
鳳来牛の飼育農家
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