新聞たまっている民家の男性救う

2023/07/25 00:00(公開)
感謝状を持つ東野さん=設楽町田口で
新聞販売店主の東野さんへ設楽署が感謝状

 設楽署は24日、朝刊配達中に民家で過去2日分の新聞がたまっているのを見つけ、署へ通報した中日新聞田口新聞販売店主の東野和敏さん(75)に感謝状を贈った。家には79歳の男性が一人で暮らしており、熱中症で倒れていたという。
 東野さんは16日午前3時半頃、朝刊配達でこの家を訪れたが、14~15日付朝刊が取り込まれずにいたのを不審に思った。配達を終えた後、署を訪ねて事情を説明した。
 署員が午前6時半に現地に駆けつけ、居間で動けなくなっていた男性を見つけ、119番した。男性は病院に運ばれたが意識はあるものの脱水症状を起こし、自分で立てなくなっていたという。
 東野さんによると男性は15年前から新聞を購読しており、これまで2日以上ためることはなかった。「命が助かって何より。新聞を購読してよかったと思ってもらえるようこれからも活動を続けます」と述べた。
 吉見文吾署長は「尊い命が救われた。地域での見守りが救命につながった」とたたえた。
【安藤聡】
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