こども食堂の食事衛生管理ビデオ収録

2024/02/26 00:00(公開)
衛生管理のポイントについて語る吉川さん㊧と出原さん=南陽地区市民館で
 認定NPO「全国こども食堂支援センターむすびえ」(東京都)は、こども食堂で食事を作る際の衛生管理のポイントを伝えるビデオを作っている。このほど、豊橋市草間町の南陽地区市民館で収録があり、ここを拠点とする「南陽ニコニコ食堂」が協力した。
 食中毒などの予防のため、「調理場に入る前」「弁当の配布」「会食」に分けて、注意すべきポイントや用意するものなどを伝える。品質衛生管理「消費科学研究所」名古屋グループ担当の吉川有加里さんと「むすびえ」の出原道恵さんの対話形式で進む。
 調理場に入る前は、エプロン、三角巾、マスクなどをしっかり着用する▽腕時計や指輪、ピアスなどは外す▽手洗いし、使い捨ての調理用手袋を使う―などを挙げた。調理シーンでは、南陽ニコニコ食堂が作った料理が登場した。
 ビデオは3月末頃、「むすびえ」ホームページなどで公開する予定という。吉川さんは「食材と調理方法に応じて熱を通す。基本的にしっかり手洗いし、けがや手荒れがある人は手袋を使うなどしてほしい」と語った。
 「むすびえ」はこども食堂の普及活動のほか、食材寄付を募ったり、金銭支援をしたりしている。オンライン研修会を開いた際、南陽ニコニコ食堂から講習ビデオ制作の提案を受けたことが今回につながった。
 南陽ニコニコ食堂は活動2年目。代表の田邉美奈子さんの仲間を中心とした東三河のボランティアメンバー40人で構成する。季節に合わせたイベントをはじめ、弁当提供、血圧測定や歯みがき指導など親子の健康を守る催しや、親子で楽しめるハンドクラフト講座などを開いている。田邉さんは「衛生管理は命に関わる。安全のため、皆で気を付けながらできることからやってほしい」と語った。
【岸侑輝】
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