豊橋公園での多目的屋内施設(新アリーナ)と公園東側エリアの整備事業について、地元競技4団体の関係者が12日、豊橋市役所を訪れ、長坂尚登市長に事業継続を求める要望書を出した。利用の過密化と老朽化が進む市総合体育館を補う施設として、新アリーナ整備が必要と訴えた。
要望書を出したのは、バレー、バスケ、テニス、ハンドボールの4団体。長坂市長は「確かに受け取りました」と話したが、要望書に関する具体的な言及を避けた。
団体は1989年に建設された市総合体育館は老朽化が激しく、雨漏りしている箇所もあるため大幅な改修が必要と指摘する。Bリーグ「三遠ネオフェニックス」のホームアリーナであるため、土日曜は大会日程の調整が難しい状況にあるという。取材に対し、豊橋バレーボール協会の西崇秀会長は「アリーナ建設は、スポーツをする子どもたちの意識や技術力向上につながる」と話した。
新アリーナは、豊橋公園に整備する計画で、総事業費は約230億円。5000人収容のメインアリーナや武道場などを備え、2027年開業を目指していた。長坂市長は昨年11月の市長選で事業中止を公約に掲げて初当選。事業者に対し、契約解除に向けた協議を申し入れている。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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