東日本大震災発生から10年の11日、豊橋市役所で職員有志による復興支援「東北幸福市」があり、被災地の特産品を販売した。収益金は被災地へ寄付する。市の災害地派遣が今年度限りとなるのに伴い、幸福市も最後となる。参加した職員は「個人レベルでも関わり続ける」と誓いを新たにした。
宮城県石巻市と南三陸町、福島県いわき市へ派遣経験のある職員が2014年度に始めた。「食べて被災地を支える」を合言葉に、海産物などの特産品を厳選して販売してきた。
この日は本庁舎4階に販売所を特設した。石巻市からは一番人気の定番「金華さば」などの缶詰を調達。南三陸町は「たこわさび」「生風スモークサーモン」など豊富な漁場を持つ東北ならではの品ぞろえだ。
いわき市の純米酒「又兵衛」と合わせ、晩酌を目当てにした購入者も多かった。他にも「小名浜しっとりバウム」も毎回好評だという。
16年度まで2年間、石巻市へ派遣された石原百合子さん(46)は、最後の幸福市に「今後は個人のライフワークで被災地と関わりたい。今も年1回は通っている。目覚ましい復興の過程を見守り続けたい」と話した。
この日の売り上げは67万5550円。収益金を被災地の自治体へ寄付する。13日は道の駅とよはしで一般向けに数量限定販売もある。
【加藤広宣】