新城警察署の山岳救助隊 パラ五輪陸上選手と交流

2021/08/19 00:00(公開)
昨年11月の山本さんの救助の様子=新城市門谷の鳳来寺山で(提供)
昨年11月の山本さんの救助の様子=新城市門谷の鳳来寺山で(提供)
 新城警察署の山岳救助隊は、東京パラリンピック(24日開幕)の陸上女子1500㍍(知的障害)に出場する岡崎市出身の山本萌恵子さん(23)の活躍を楽しみにしている。昨年11月に鳳来寺山で救助した。それが縁で手紙を交換し、家族と交流が続く。
 救助隊が昨年11月23日に鳳来寺山で訓練を終えた際、無線で救助要請が流れた。隊員と築山素司副署長が駆けつけ、119番した男性と合流し、山頂方面に向かった。登山道には膝に切り傷を負った山本さんと母忍さんがいた。副隊長の山田佳重さんがゴム手袋をして三角巾などで止血した。新城市消防本部の救助隊員が病院に搬送したが、軽傷だったという。
 山本さんは同じ種目で2016リオデジャネイロパラリンピックに出場、7位だった。この日、親子はトレーニングのために鳳来寺山登山をしていた。そこで転倒したという。
 その後の選考会で東京パラの代表に選ばれた。同署には7月7日に忍さんから連絡があった。
 同署は早速山本さんに「日ごろから鍛えられた成果を十分発揮されますよう祈念しています」と手紙を送ったところ、すぐに忍さんから「感謝の気持ちを忘れずがんばっていきます」と返信があった。
 築山副署長は「救助した当時も、親子で一生懸命頑張っていた」と振り返る。山田副隊長は「本番で力を発揮してください」とエールを送る。
 競技は9月3日にある。
【安藤聡】
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