新城・桃牛寺が涅槃図新調で現代風に

2022/04/07 00:00(公開)
新調した涅槃図と角田住職=新城市的場で
新調した涅槃図と角田住職=新城市的場で
 新城市的場の桃牛寺は、涅槃(ねはん)図を新調した。豊橋市出身の画家原田章生さん(春日井市在住)が現代風にアレンジした。角田真理住職は「和気あいあいと心温まる雰囲気を伝えたい」と話す。
 本殿で飾っていた大書が劣化したため、新たな作品の展示を考えた。学生時代に趣味でバンド活動をしていた角田住職は、檀家の親族で音楽活動をしていた原田さんと20年前に共演しており、今回は互いに本業の肩書きで仕事をすることにした。
 涅槃図は縦1・8㍍、横3・6㍍。中央に釈迦(しゃか)が横たわり、その傍らで人間以外にもゾウやキリン、ラクダ、パンダが見守る。釈迦の生母の麻耶夫人が薬袋を投げた姿もある。原田さんは、ペットの遺影を公募し、その中から選んだ動物を雲の上に描いた。「令和を生きる人が癒やされてくれれば」と原田さん。
 角田住職は「感無量。災害や戦争など悲しい出来事が続いています。それを乗り越えて前向きに生きることを伝えたい作品です」と語った。
 問い合わせは桃牛寺(0536・22・1463)へ。
【安藤聡】
原田さん
原田さん
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