愛大がフードバレー構想と連携

2022/04/13 00:00(公開)
地場食材の魅力発信につなげる「研究法」の初回講義=愛知大学で
地場食材の魅力発信につなげる「研究法」の初回講義=愛知大学で
 フードビジネスの人材発掘や育成を図る「東三河フードバレー構想」の始動に伴い、愛知大学地域政策学部(豊橋市町畑町)で12日、構想拠点を運営する企業との共同授業が始まった。農漁業の生産者など事業者から直に学び、地場食材の魅力を掘り起こす。興味ある食材を使った商品企画やPRにも挑む。
 岩崎正弥教授らによる食農環境コースの演習授業「研究法」で、7月まで開講する。フードバレー構想の拠点「エムキャンパスフード」(駅前大通2)を運営する中部ガス不動産の協力で、生産から廃棄までの一連に携わる事業者らに学ぶ。
 構想の中心を担う「ホテルアークリッシュ」の今里武総料理長のほか、無農薬果樹や野菜の生産者、自家農場も営む精肉店や深海魚を売り出す水産加工会社の経営者らが現状を語る。流通では青果市場の担当者も講義する。
 これらの座学を踏まえ、興味ある食材ごとにグループを組み、生産や加工の現場で実習する。さらに今里総料理長の食育料理教室では調理にも挑戦する。
 集大成として食材の魅力発信拠点となる「マルシェ」を企画。商品開発や販売手法の研究、動画配信を使ったPRやSNSを生かした広告戦略などを練る。
 中部ガス不動産「エムキャンパスフード」企画管理チームの西前正興リーダーは「学生の若い視点を生かしてほしい。事業者と消費者が一体となって魅力を発信する第一歩になってほしい」と期待した。
【加藤広宣】
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