柿渋染めブックカバー寄贈 豊橋市図書館へ「くればぁ」

　各種メッシュフィルターや高性能マスクの加工販売「くればぁ」（豊橋市下地町）は28日、柿渋染めのブックカバー６４０枚（約95万円相当）を豊橋市図書館へ寄贈した。
　同社が20年以上前に作った柿渋染め木綿を使った文庫本サイズの商品。抗菌効果があるといい、倉庫に眠っていた在庫が、きれいな状態で残っていたことから、市のために役立ててもらおうと寄贈した。落ち着いた茶系の色で、風合い、手触りとも良く使いやすい。
　贈呈式が「まちなか図書館」で開かれ、同社の石橋衣理社長が、種田澪館長に目録を手渡した。石橋社長は「私どもは何でも挑戦する社風で、過去に作った商品の一つです。私も本が大好き。多くの人に使ってほしい」と話した。
　豊橋市図書館は、小学生を対象に読書通帳を配っている。読んだ本を書き込める。１００冊に達するとプレゼントがもらえる。年間２００人以上が達成しているといい、ブックカバーはプレゼントの一つとして役立てる。
【竹下貴信】