新城の古戦場で田植え

2022/05/10 00:00(公開)
馬防柵前の水田で苗を植える参加者=新城市竹広で
馬防柵前の水田で苗を植える参加者=新城市竹広で
 NPO法人「奥三河田舎暮らし隊」は8日、新城市竹広の田んぼで「俵祭」を開いた。市外の36組129人が「ミネアサヒ」の苗を植えた。
 新型コロナウイルス禍の終息を見据え、来年はNHK大河ドラマ「どうする家康」の放映を控えることから、合戦の地への観光誘客につなげようと企画。NPO内に「廻∞環(めぐるめぐる)プロジェクト」を立ち上げて田植え、稲刈り、酒造りの3種類の体験会を計画した。
 水田は、設楽原の決戦の跡地に位置し、馬防柵の目前の992平方㍍。参加者は素足で入り、木の定規を使って次々と苗を植えた。岐阜県多治見市から娘と参加した水野聡さん(37)は「水が冷たくて気持ちよかった。娘と一緒に楽しめた」と話した。
 また馬防柵前では、地元の歴史ガイドが戦国時代を説明し、長篠・設楽原鉄砲隊員との記念撮影もあった。
 NPO法人の勝又裕子さんは「豊かな自然と歴史遺産がある奥三河の魅力を伝えたい」と話した。地元農家の入山典和さんが稲を世話し、9月に稲刈り、来年1月には豊田市稲武で酒を造る。
【安藤聡】
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

蒲郡信用金庫 さわらび会 光生会 藤城建設 住まいLOVE不動産 虹の森
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国