蒲郡市形原地区の大竹幾代さんらは今年4月、子どもから大人の居場所づくりを目指す団体「かたはらつむぐ広場」を結成した。14日、同市形原町のJA直売所「Aコープかたはら」で子ども食堂を初めて開いた。
大竹さんは同地区の民生委員児童協議会会長を務めている。昨年、地区の保育園や小中学校の関係者から話を聞く中で、両親が共働きで「孤食」の子どもがいることを知った。
地域の人と交流しながら、楽しく食事ができる場所を作りたいと思った大竹さん。地域の人や市更生保護女性会の関係者、市内のボランティア団体に呼び掛けて団体を立ち上げ、準備を進めてきた。
この日、親子や高齢者など計48人が訪れた。子どもは食事ができるまで大人と一緒に工作をして交流した。地域住民の協力で集まった食材を使ったカレーライスや蒲郡特産のメヒカリの空揚げが提供され、おいしそうに食事を楽しんだ。
息子ときた女性(33)は「地域の人と交流できるのは、すごく良かった」と話した。大竹さんは「地域のつながりがとても大切。取り組みを通して、みんなの居場所にしていきたい」と述べた。
食堂は毎月1回、町内の「Aコープかたはら」と「しあわせ会館」、「林光寺」で開く。大人は協力費として300円が必要。問い合わせは大竹さん(0533・57・2929)へ。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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