第51回衆院選は9日未明まで開票が続いた。愛知15区で新たに維新元職の関健一郎氏(47)が東海比例ブロックの復活で返り咲いた。東三河は同14区と15区でいずれも自民前職の今枝宗一郎氏(41)と根本幸典氏(60)が当選。比例東海ブロックでは自民名簿1位の山本左近氏(43)も1年3カ月ぶりの国政復帰を果たした。
関氏は豊橋市内の事務所で9日午前2時頃、支持者に当選を報告。関氏は「首の皮一枚つながったが、手放しで喜ぶ立場ではない。選挙戦の訴えを実現して付託に応えたい」と引き締めた。
選挙戦では「既得権益で潤う自民党政治に切り込んだ。これまで恐ろしくて言えなかったことだが、これが自分のアイデンティティーだ」と覚悟を示した。
農業について「米問題など農政全般で根本氏と考えは異なる。効率化や改革は地域農業に欠かせない。必要な法改正や予算の実行につなげたい」と語った。連立与党の立場から自民の大勝に「政権のアクセル役だったが今後は、アクセルとブレーキの二役が必要だ。党の方針で全力投球するだけだ」と意気込んだ。
今枝氏は公務で東京都内にいた。8日夜は豊川市内の事務所とオンラインでつないで再選を祝った。
「物価高を乗り越える減税、農林水産業も含む所得向上を目指す。年金給付額の引き上げや中小零細事業者の成長も実現したい」と述べた。
事務所は父・太郎さんと母・裕子さん、県医師連盟の棚木充明委員長らが駆け付けた。後援会の大家明寛会長は「党内の出世も有望で地元にいられない日も増える。それでも選挙に勝てる基盤を固めたい」と呼び掛けた。
根本氏は同日午後8時15分頃、ニュース速報で当確を確認した。異例の短期決戦、選挙の枠組み激変で厳しい戦いだったことに「皆さんの後押しで不安が消えた」と感謝した。公示前は「明かせない」とした戦略について「演説や街頭で愚直に考えを訴えるだけだった」と明かした。
得意の農政は4月に食の安定供給を図る「食料システム法」が施行される。「コストや価格の適正化で安定供給が可能になる。園芸農業が盛んな地元から食料安全保障に貢献する」と述べた。
中選挙前職の大嶽理恵氏(48)は豊川市の事務所で支援者に謝辞を述べたが、詳細コメントは翌日のSNSで発表した。中道前職の小山千帆氏(50)は豊橋市の事務所で支持者に「力及ばず厳しい結果だ」と陳謝。減税・ゆうこくの竹上裕子氏(65)は「大変残念だ。引き続き豊橋のために活動したい」と述べた。
第51回衆院選(8日投開票)の東海比例ブロックで再選を果たした自民元職の山本左近氏(43)が9日、東愛知新聞社で国政返り咲きと今後の抱負を述べた。
国政復帰について「ようやく再スタートラインに立てた。有権者の皆さんの声を国会に届け、政策で恩返ししたい」と意気込んだ。
選挙戦について山本氏は「高市政権誕生から3カ月間、ガソリン暫定税率廃止や所得税控除など過去に変えられなかった制度改革を短期間でやり遂げた。街頭活動でも高市内閣の政策実行力と期待感を肌で感じた」と振り返った。
今後は物価高対策と中小企業の成長促進などへ意欲を見せた。「AIやロボティックス、半導体などは東三河にも関わりが深い分野だ。科学技術力で日本の産業復活の芽を伸ばしたい」と語った。
購読残数: / 本
週間ランキング
日付で探す