母の言葉を胸に全国へ 蒲郡高定時制生徒が生活体験発表大会で県知事賞

2024/10/24 06:00(公開)
鈴木市長に発表内容を披露する上根さん=蒲郡市役所で

 県立蒲郡高校夜間定時制3年の上根愛利耶さん(21)は、5日に名古屋市であった「第64回県高校定時制通信制生徒生活体験発表大会」で県知事賞を受賞した。全国大会(11月17日、東京都)に出場する。22日、蒲郡市役所を訪れ、鈴木寿明市長に発表内容を披露した。

 

 上根さんはフィリピン生まれ。17歳だった2020年に来日し、派遣社員として幸田町の工場で働きながら、日本語を勉強した。22年、仕事に慣れてきたことで日本で暮らしたいと思い、蒲郡高校に入学した。今は正社員となり、就業後に学校に通っている。

 今年6月、県大会に出場するための発表会に出場し、学校代表に選ばれた。9月から練習に取り組んできた。県大会は「あきらめなければなんでもできる」をタイトルに発表した。

 持ち時間の7分で、来日してすぐは日本語が分からない中で周囲の人に助けてもらったこと、その後の学校生活の思い出や母からもらった言葉を紹介した。結果、前向きに実践している姿が評価されて総合1位となり、県知事賞を受賞した。

 この日、鈴木市長に発表内容をスピーチした後、大会への意気込みなどを語った。鈴木市長は「素晴らしい内容だった。当日は思う存分に頑張ってください」と述べた。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

最新記事
光生会 住まいLOVE不動産 藤城建設 虹の森 蒲郡信用金庫 さわらび会 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国

日付で探す